妙見島に行ってから半年が経ちました。いまさら書くのもな……と思って画像の編集をしていたのですが、それなりによい思い出(すでにセピア色になりつつある)だった……ので!
記事にしました。
2020年秋の雰囲気を味わいたい方にオススメです。そんな人いませんか?
外から島を見てみよう
とはいえ島の内部は前回の記事で取り上げたので今回は何をするのか、といいますと島の外をグルーっとまわろうかと思うんですね。
このように川沿いに進んでいくと島の全貌が分かろうもの。
早速進んでいきます!
川沿いって河原でスポーツする人やジョギングする人、楽器を演奏する人……自由で活気あふれるイメージです(主に多摩川や淀川のイメージ)。
一方、いま歩いている旧江戸川では皆無。鳥が先導してくれる始末です。
そもそも人がいません。旧江戸川の川沿いの歩道は人ひとりすれ違えるかな?という幅しかないのです。
(江東治水事務所HPより)
でも、そのおかげでのんびりじっくり妙見島が見られます。
……見た目ほぼ壁ですけど。引きで見られるので島内では分からなかった工場の全容が見えてきます。離れてみても大きいなー。
そして、旧江戸川は屋形船がメチャクチャ多い!
↑屋形船大手のあみ武の船がズラリ。
乗船場がHPに載っているのですが、一番上で紹介されているのが妙見島の横、江戸川乗船場です。
乗船場も屋形船も秘密基地感があってワクワクする。
どーでもいいですが、あみ武のHP、レインボーブリッジのフォントをカラフルにしてるとこ好きです。学校のHP感があって。
ちなみにこの先ズンズン歩いていくと、突如蜂に威嚇され逃げ回る目にあい、ここら辺を誰も歩いていないんだな、と確信しました。
震災からちょうど10年。江戸川区は低地が多く災害は他人事ではありません。
水辺は憩いの場を与えてくれる一方で、台風や水害、地震時は津波、と牙を剥きます。
家の近くのどこが低地で川が流れているか(暗渠かもしれません)覚えておかないと……。
そんな川べりですが、歩いていた当日は風もなく穏やかに流れていました。しかし上記に掲載した江東治水事務所の地図 を見ればわかるように、この周辺は川に囲まれているので災害時はひとたまりもないですよね。
妙見島の先っぽが見えます。島内にいるとはるばるあそこまで行くわけにはいかなかったので助かる。
関係ないですけど、Vtuber界隈で使われる「助かる」ってどう助かるのかよく分からないけど、とりあえず感謝されてることが伝わってきていいですよね。
そこはかとなく感謝されてる、それが一番大事。
やがて歩いていくと大きな水門が姿をあらわします。
振り返ると壁のようにそびえるマンションと、その上をたなびく雲に夕日。この光景を目の当たりにすると、ずんずん川沿いを歩いてきてよかった、と感じます。
川沿いを歩いていると発見があります。まさしくブログのタイトル通り、普段の日常生活では埋もれていて、旅人や休日の散歩道を往く視点から「ナニコレ?」と見つけられるモノが、そこにはあります。
と前置きして大層なものでないことをアピール。
わざわざ電光掲示板で伝えなくても隣に書いてあるじゃない、なんて野暮なこと言っちゃあいけません。発光しているゆえに暗い夜道でもこれを見れば「明り塾」の存在が確認できるのです。
あんまり余韻もないので、どんどんご紹介します。次に見つけたのはこれです。
治安がよろしくないのか、はたまた強大な祟り神を祀っているのか。柵に囲まれた神社です。策士柵に囲まれるとはよく言ったものですね(意味不明)。
はい!第3弾!
よく手芸やぬいぐるみなど、何らかの作品を作って窓にショーウィンドーのごとく飾り付けているお宅を見かけますが、こちらのお宅は缶をコレクションしていました。いわゆる缶コレ(かんこれ)ですね。えー、言いたいことはそれだけです。
珍しいなあ、とその場では感じたのですが、今思えばそんなに……。
もうそろそろこの記事を読んでくださってる方が戻るボタンに指をかけそうなので、次で最後にします。
……これ著作権的に大丈夫なんでしょうか。いちおー®マークついてますけど。ちなみにけろけろけろっぴは口がvの字です。私の知っている両生類は手から花を生やしたりしない、ので完全に別人なのは確定的に明らかですが。
そんな風にですね、暇な休みに川べりをちんたら歩いていたらマイフェイバリット建物、団地がありました。
江東区もそうですが、江戸川区は23区内のなかでも結構大規模な団地が多いイメージあるんですよね。
https://www.juutakuseisaku.metro.tokyo.lg.jp/juutaku_kcs/pdf/h27_11/shiryo_27_11_03.pdf
(↑多摩といえばニュータウンもあるし大規模団地が多い、というイメージでしたが23区のほうが多かったです。印象って恐ろしい。あと練馬区のほうが江戸川区よりも大規模団地多かったです。印象……)
多摩や八王子の団地と比べて川べりの限られた土地に建てられているゆえに、空間の有効利用ということで高層建築となっています。それでも公園が真下にあることを考えると余裕のある設計にはなっているんですね。それなのにエレベーターホールでバイク乗る人いるんでしょーか。
団地の目の前にはこんなお寺もあります。団地という比較的新しい都市(なにせ一つの村に匹敵する数の住民がいきなり隣に越してくるわけですから)の隣に旧来の土地の歴史を伝える場所があるのは素敵ですね。
そう、ここも江戸時代から海苔の養殖が盛んな土地だったのですね。シンデレラ城なんて建ってるネズミの宮殿もかつては海苔の養殖を行う寒村だったと思うと不思議ですね。
大体マイアミビーチから舞浜、なんて名づけたのも安直だし……って定説は覆されて、浦安の舞いから命名したんだそーな。なるほど、むしろ歴史を踏まえた命名なんですね。御見それしました。
あ、まったく話がそれてしまいました。現実でもこの日は道をそれてずんずん歩いた結果、迷ってしまいました。
うわ!懐かしー、自販機で乾電池売ってましたよね。Nationalなのがいい。いまや松下電器もNationalもなくなってしまいました。
バブル崩壊後に大阪地盤の、かつ日本を代表する家電メーカーという自己規定をやめ、世界的企業になるためにPanasonic(パン=汎すなわち全世界的な)に企業及びブランド名を統一したんでしたっけ。
ナショナル、なんて日本を代表するかのような傲慢な名前だと妹が言っていたことを思い出します。妹は松下電器が日本を代表する企業として君臨していた時期を知らない(といっても私も高度成長期を実体験したわけではないですが)からそう言ったのでしょう。
昭和は遠くなりにけり、な気分に浸ったところで辺りは真っ暗になっていました。
そんな暗闇のなかで私を導いてくれるのは、言わずと知れたあのキャラ。
財成クンです。分裂してるし。
この日は歩き疲れたので一之江駅駅前の飲み屋で一杯飲んで帰りました。
ううむ、意外と良い街ではないか江戸川区。
……でも住まないほうがいいのかな。
気になる人は財成で家を見よう!(一切金銭が発生していないにも関わらず勝手に宣伝)
やっぱりこのキャラってカエルなんだ……。いいの?
最後に気に入った野良キャラを紹介して終わります。
アデュー……。
(島鉄)