埋物の庭

埋物の庭

街中にあるつい見落とされがちで埋もれてしまっているもの(=埋物、まいぶつ)を紹介します。

寒すぎる冬のソウルを歩く

안녕하세요 (アニョハセヨ)~

이소노(いその)です。

 

皆さんは韓国に行ったことはありますでしょうか。

最近ようやく海外旅行がしやすくなってきたので行ってきましたよ、初・韓国ソウルへ。

しかし冬のソウルは寒すぎでした。

凍えながら街を歩いて見つけたものを紹介していきます。

 

 

最強寒波

私が訪れた2023年の12月末は普段から東京や大阪と比べても寒いソウルの街がいっそう寒いタイミングでした。

インチョン空港からソウル駅までの空港鉄道 A'REXの車内ニュースもそう伝えています。

 

中国語字幕だがニュアンスはわかる

ではどのくらい寒かったのか?

いちばん寒かった夜の気温はこちらです。

 

体感温度-17℃って

-12℃。激しいです。

私のこれまで経験した屋外では最も寒かったです。

ちなみに個人的寒さランキング(総合)では2位でした。

 

1位 志摩スペイン村 氷の城 (室温不明だがもっと寒かった気がする)

2位 ソウル (-12℃)

3位 横手のかまくら館のかまくら室 (-10℃)

 

国立中央博物館の池なんて凍っていて上を人歩いていましたからね。

 

歩いていいのかは謎

 

寝ている人、池は凍っているから落ちても大丈夫…なのか?

 

あまりにも寒いので、走ったら身体が温まるはず!と試してみましたが、肺がこれやばいんじゃないってくらい痛くなったのでおすすめしません。とにかく防寒しましょう。

 

Nソウルタワー

ソウルには街のどこからでも見えるシンボルのNソウルタワーがあります。

タワーの高さは236.7m。243mの南山(ナムサン)の上に建っているので、海抜からの高さは479.7m。NソウルタワーのNはこの南山(ナムサン)のN。

 

旅行中は勝手に親しみをこめて「エヌソ」と呼んでいました。

以下いろいろな場所からのエヌソコレクションです。

 

ソウル駅近く

 

明洞(ミョンドン) 夜のすがた

 

明洞(ミョンドン) 朝のすがた

 

国立中央博物館

 

 

汝矣島(ヨイド)

 

カフェ

街を歩いていてとにかくカフェが多かったです。

とくにスターバックスはあらゆるところにあって、調べたら世界一店舗が多い都市らしいですね。

 


カフェチェーン店はスタバ以外もたくさんあって、よく見かけたのだとこんなかんじ。

 

MEGA COFFEE 韓国資本。なんかやたらでかいと宣伝している。

 

A TWOSOME PLACE 韓国資本。スヌーピーとコラボしがち。

 

The Coffee Bean & Tea Leaf アメリカ資本。日本にも上陸したがすべて閉店してしまったらしい。韓国と日本で成否を分けた理由を知りたい。

 

ほかにはふらっと入った明洞の「珈琲島」が美味しくて雰囲気もよくて気に入りました。大学生が建築の勉強とかしてました。

 

 

コルタード。スペインの飲み方らしいです。カフェラテよりもミルクに対してエスプレッソの割合が濃くて美味しかった。

 

ソウルはカフェ巡りが楽しいです。

 

団地(アパート)

通りを歩いていると団地が多いことに気が付きます。

 

団地 ゲートのある低層タイプ

 

団地 高層タイプ

 

韓国では団地はアパートと呼ばれているそうです。

調べると日本の団地とは少し事情が違うようでおもしろいのでご紹介します。

 

日本では庶民的なイメージ(当初は庶民の憧れでしたが)のある団地ですが、韓国ではたとえば江南地域の上流層はアパートに住むことが一種のステータスになっているそうで、文化の違いを感じます。

 

急速な都市化と過密化への対応、政権の推進などの歴史的経緯、冬の寒さを防ぐには一軒家よりも集合住宅のほうが暖房効率がよいという風土的な事情もあるようです。

 

いくつか参考になった情報のリンクを貼っておきます。

 

 


南根祐「ソウル高層集合住宅の展開とアパート暮らし」、『日常と文化』第1号、日常と文化研究会、2015年

 

動く歩道

今回の韓国旅行では基本外を凍えながら歩いていたのですが、ときには温かい室内も歩きました。寒いのに比べるとありがたい。

 

しかし思ったのです。

韓国はとにかく動く歩道が多すぎる!そしてどれも長すぎる!

 

 

これはソウル最大級の百貨店「ザ・ヒュンダイ・ソウル」の動く歩道です。体感3kmくらいありました。いつまでたっても施設に着かないのでかなり戸惑いました。

 

なかはこんなかんじ。ともかくスケールが大きかった。

 

たまたま訪れた施設がどれも巨大だったからかなとも思うのですが、博物館や駅でもやたらと動く歩道を歩いた気がします。

 

あまり人が出歩いていない寒い屋外から暖かい施設に入ると、「ここに全員いたじゃん…!」というくらいの密度で人がいました。そりゃそうですよね。外寒すぎるもん。

 

帰りの飛行機のインチョン空港で最後に動く歩道を歩いたとき、さらば韓国と名残惜しい気になりました。それくらい韓国は動く歩道だらけなのです。

 

また暖かくなったら旅行に行きたいです。次はチェジュ島がいいな。