埋物の庭

埋物の庭

街中にあるつい見落とされがちで埋もれてしまっているもの(=埋物、まいぶつ)を紹介します。

はにわ通信 第32号 休みと雨

雨は大気中の水蒸気が塵を核にしてできるらしい。

では塵がまったくない環境ではどうだろう。雨は降らないのだろうか?

あるいはそもそも上昇気流が存在しなかったら?

 

ゴールデンウィークである。
しかし自分は3月頃から働いておらずもっと長い休みを経験しているのでとくに感慨はない。

 

生活していて人と会わずイベントがないなかで冒頭書いたようなことを思った。
一日ぼーと食べて寝て適当にインターネットを見て過ごしているとほんとうになにも考えなくなってしまう。
ブログの記事を書こうと何回か思ったがとっかかりがなくてやめてしまった。

 

まったくなにもしなかったわけではないのだ。
転職活動をして就職先が決まったのでいちおう今月から働くことになっている。これはがんばったと思う。

 

なにか作品に触れたかなと振り返ると、ちいかわの漫画をぜんぶ読んだ。

ナガノさんはすごい。かわいいもの、こわいもの、ほのぼのしたものが1つの作品のなかにすべてある。何度もいろんな方向に心を揺さぶられた。ちいかわにもらったリボンをなくしてしまうハチワレの話、泣きそうになった。島編で重要な事実を知ったときのちいかわの表情、ハッとした。これからも目が離せない。

 

ゲームはPortalをやった。3次元の空間パズルゲームといったかんじ。ポータル銃という空間転移装置を使って、用意された実験室をうまいこと先に進んでいく。あれこれどうしようかと考えて試して正解をひらめくのがおもしろかった。

 

あとはウクレレを始めた。自宅では隣室に聞こえるので近所の川に行って弾いている。ギターよりは指遣いが簡単らしいのだが、それでも案外きれいに音が出ない。とくにFがむずかしい。C、F、G7、Amが弾けるようになって少しずつ曲を弾き語りできるようになってきた。

 

先々週くらいに沖縄を1週間旅行してきた。北から南にひたすら歩いた。やんばるの森のなかを歩くの楽しかったな。汗をかいたあとに食べるソーキそばが最高だった。

5月の文学フリマ東京でそれを同人誌にして出したいのだけどなかなか執筆が進まない。困っている。落ちるかもしれない。でも形にしたいな。

 

相方の島鉄くんが書いた『衝動散歩のススメ』が読まれている。いい記事だ。タイトルもいい気がする。

衝動か。日々変化がないと静かだ。どうやって動きだせばいい?自分のブートストラップを引っ張って靴を履く様子をイメージする。ではなぜ靴を履くのか?

 

なんだかユーウツなときは散歩が一番。

 

「このまま1日家にいるとおかしくなりそうだな〜」
と思って外に出ます。特に行先はありません。
東西南北どちらへ行こうかな、くらいの考えです。

 

いいことを言っている。散歩をしよう。