天王寺に行ってきました。
あとなんといってもこれは外せませんね。
新宿ごちそうビル。
ここは新宿です
東京の新宿区(近辺)から大阪に引っ越してきて、初めて新宿ごちそうビルを見たときの驚きといったらすごかったです。
「新宿!あるじゃん、大阪にも!」って興奮しきりでした。
これはブログのネタになりそうだぞとか、なぜ新宿なんだと気になっていましたが、いつも横にあるハルカスやらあべのキューズモールに吸い込まれているうちにそんなことはすっかり忘れてしまい、たどり着けないでいたのでした。
やっと今回行くことができましたので、レポートしていきたいと思います。
いや~いいですね。
新宿ってだけでもいいのに、ごちそうビルですからね。ネーミングが素晴らしい。
新宿ごちそうビルの隣のパチンコ店が入っているビルは新宿ビルです。
調べてみると、もともと新宿ビル(1940年創業。当初は旅館「新宿」があったそうです)があって、そのあと新宿ごちそうビルがオープン(1988年)したみたいですね。
で、肝心のなんで「新宿」かですが、天王寺は郊外路線が集まっていて新宿と似ているからのようです(Wikipedia)。まあたしかに。JR、地下鉄、近鉄、路面電車の阪堺電車といろいろありますからね。あとほかの説としては新宿のように発展してほしいとの願いも込められているようでした。
※回答の引用URL(新宿ビルの昔のサイト)はリンク切れ
新宿以外にも、天王寺(あべの)といえば、渋谷というイメージが私はあります。
ガイナックスの『アベノ橋魔法☆商店街』というアニメ作品があって、これは再開発されるアベノ橋商店街(元ネタはあべの銀座商店街)の話です。再開発された跡地に建っているのがいまのあべのキューズモールです。
1話で主人公のサッシくんのお姉ちゃんが
「ここらへん再開発するなら渋谷みたいにかっこよくしたらいいのに!」
って言ってます。
『アベノ橋魔法☆商店街』1話より引用目的でキャプチャー
これがほんとに再開発が終わってあべのキューズモールのテナントとして「SHIBUYA109」が入ることになるので、予言みたいでおもしろいです。願いは叶ったのか…!?。
だいぶ脱線しましたね。なんの話でしたっけ。
そうでした、呪術廻戦の人外魔境新宿決戦の話でしたね。
いやあ、どうなっちゃうんだろうこの決戦のゆくえは。
渋谷事変のあと、次は新宿ですか。アニメ2期懐玉・玉折であそこまで破壊される渋谷と超絶アクションを観せてくれたら、新宿もどうなっちゃうんだろうって期待しちゃいますね。あとバカサバイバーもぜひ映像で観てみたい!
さて、いつまでもサッシくんみたいな現実逃避(?)するのはやめて本筋に戻ります。
新宿ごちそうビルは名前のとおり、テナントとしては飲食店が多いようでした。
牛角とかもありですが、昼過ぎにひとりだったので、喫茶店を選択しました。
Cafe Domaniさん。天王寺の近くでこんなにゆっくりくつろげるところがあったとは。気に入りました。
おいしいコーヒーとケーキと、木星みたいな縞模様の柱
深夜には人に変な記事を書かせる魔法があるッ
新宿ごちそうビルを後にして、隣接してる近鉄の阿部野橋駅あたりをぶらぶらします。
すると、こんな光景が。
そう、円空ですね。
「円空」という言葉を都市のなかで見る機会ってどのくらいあるでしょうか。10年スパンくらいな貴重な気がします。
というわけであべのハルカス美術館を目指しハルカス16Fへ。今回もハルカスの引力からは逃れられませんでした。
円空といえば以下写真のようなごつごつした荒削りの木の仏像というイメージがあります。しかしそれはキャリア中期以降の作風で、初期の作品はもっと精密な仕上がりだったので意外でした。
金剛力士(仁王)立像(吽形)
巨大な神仏像の前に立つと木のもつ生命力のなかから神仏が現れたかのような迫力があります。また一本の丸太から神仏を生み出す円空の熱量を感じることができ、ジャンルは違いますが一創作者として刺激を受けました。
今回の円空展はポスターでも絶賛推されている神仏がいます。
それが両面宿儺なんですね。
両面宿儺坐像
円空はしばしば岐阜の千光寺に滞在していたそうで、そのなかでこの地の英雄として伝えられている両面宿儺を彫ったという経緯のようです。
呪術廻戦フィーバーから巡り巡って円空にスポットが当たったのはなんともおもしろいものです。
あ、ちなみに呪術廻戦ファンの方には音声ガイドで両面宿儺役の諏訪部順一の声を聞くことができるのでおすすめです。私は東海道新幹線の岐阜羽島駅に巨大な円空の一刀彫のモニュメント(どういうことだ)があるらしいと情報を得たのでそのうち見に行きたいと思います。
最後に、ハルカス16Fには領域展開しているあべのべあちゃんがいたので、報告しておきます。
あべのべあが領域展開ってコト!?
やっぱりかわいい