埋物の庭

埋物の庭

街中にあるつい見落とされがちで埋もれてしまっているもの(=埋物、まいぶつ)を紹介します。

木場と洲崎神社

先日のこと。

大手町から中野方面の東西線に乗ったつもりが、木場で逆方向だと気づいて降りた。

これまで来たことがない街な気がする。

せっかくだから歩いてみよう。

 

永代通りと交差する大横川に架かる沢海橋

このあたりは大横川や南の汐浜運河につながる大横川南支川が流れている。橋が多い街だ。

木場という名のとおり、かつては川で木を運搬していたようだ。

 

 

大横川南支川に架かる弁天橋と素敵な丸い護岸

 

そういえばぼくは川と橋が好きだった。

最近はあまり街を歩いていなかったので、胸の高鳴りでそのことを思い出す。

 

川近くに洲崎神社があったのでお参りする。

 

洲崎神社

 

波に三ツ鱗の社紋の赤と青の色遣いがかわいい

 

木場のこの洲崎神社はもともと厳島神社の分社だったらしい。

 

 

木場の洲崎神社のめちゃくちゃ詳細な記事あった

 

由緒では言及されてないので関係ないかもしれないけど、洲崎神社といえば、千葉の館山の洲崎神社を思い出す。

 

 

安房国一之宮 洲崎神社

 

館山のほうの洲崎神社に行ったのは2019年8月だった。今は遠いコロナ前だ。

また館山行きたいな。

 

プールの手すりみたいなのが川にあっておもしろい

街を歩いていると発見があったり、昔のことを思い出したり、これから行ってみたいところがでてくる。

 

だからぼくは街を歩くのが好きなんだけど、このごろはあまりできていなかった。

情勢もあるし、自分の生活の姿勢でもある。

 

木場に来たのは偶然だった。

電車を間違えなければ、最寄り駅でかれこれ100回以上食べているだろうラーメンを食べて、感慨もなく帰路についたはずだ。

 

ルーティンを繰り返しているかぎりは約束された快適さが保証される。

しかしいつまでもコンフォートゾーンにいると、たった数駅離れたところにさえ行くことがなくなってしまう。ちょっと悲しい。

 

8月は東京の行ったことのないところに行ってみたいなと思う。

暑いけどね。