みなさんお元気ですか。島鉄です。
今回の主題は記事のタイトルの通りなんですが、一言いわせてください。
かわいいけどオスのキャラクターっていますよね。
シナモロールとか(シナモンっていうと苦言を呈す人いますよね、怖い)
けろけろけろっぴはそうでもないかな。よく見ると目剥き出しですし。怖い。
あと、みんなのたあ坊も勝手に「みんなの」を名乗ってる理由が気になるし、笑顔のまま刃物で刺してきそう(偏見)ですし。怖い。
それで、ですね。見てください彼を。
東京臨海高速鉄道りんかい線(名称長すぎ)のマスコットキャラクターであるりんかるくんです。
可愛らしいですよね、ぽわんとしてますよね、むしろなんか謎の光沢感があってエロいまである。
「ひどいよ、しまてつくん。。。ぼくのことそんな目で見てたの?友だちだと思ってたのに……。」
あぁ?!違うんです、エロいというのは撤回します、みょーにテカテカしてるだけです!(なんでなの?イルカだから?)
しかもぬいぐるみになると毛で覆われてるから可愛さしかない、愛だよ、愛。
「ならばよし。」
(ひゃだ、意外と野太い声……!)
あ……、すみません思わず妄想にふけってしまいました。
りんかるくんの可愛さはTwitterで垣間見ることが出来るので、8月のある一定の期間のみりんかい線を使う方もまったくもって縁のない方もぜひぜひフォローしてみてください。
ちょっとかわいそうなところがかわいいのかも。
また、りんかるくんのツイートは基本的に「りんかるだよ。」と自己紹介してから始まるため、りんかるくんを騙る不届き者のツイートもたくさんあります。かわいそう。
東京臨海高速鉄道公式HPには、りんかるの部屋というコーナーが設けられています。ワールドワイドに自分の部屋を公開。実家に看板が立っている松山千春サンばりのプライバシーのなさに戦慄しますが、そこはマスコットキャラクター。プライベートを切り売りしてこそ、会社のためになるというりんかるくんの覚悟が伝わってきます。
りんかるの部屋以外にもりんかい線FUN☆FANというファン必見(いるのかな?)のコーナーがあるので何個か紹介しますね。
(りんかいマニアってオリックスファン並にいなさそう。)
(りんかるくんのプロフィール。~の説がもっとも有力というハッキリ分かってない感じや、歳をとらなくなったとか、サラッとすごいこと書いてます。)
さらにサービス精神旺盛な東京臨海高速鉄道さんはりんかるくんが誕生する前のキャラクターも紹介してくれてます
外見にお金がかかってないことが伝わってきます。ゆるくていいですね、パスネットの広告塔だからパスネット持たせちゃえって精神もよいです。
ランプを目に見立てたりするのかと思いきやランプの上に目が描いてある。連結器の部分を大きくあけた口に見立てるのはgoodですね。えーと、わずか三年で退場って、かわいそうじゃありません?
ここまで取り上げてきて思ったのですが、全体的にジミ~ですよね。
それもそのはず東京臨海高速鉄道りんかい線は幻の都市博の旅客輸送のために作られた路線だったのです。
第 1 編 総 説
第 1 章 概要
第 1 節 臨海副都心線整備計画の経緯
臨海副都心線は、建設途上において整備が中断された新木場・大井埠頭間の京葉線を有効活用し、東京都が進める臨海副都心開発計画を促進するとともに、JR 埼京線及び京葉線と接続することにより、首都圏を取り巻く広域的なネットワークの整備に資する路線として計画されたものである。
(中略)昭和 61 年 11 月の「第二次東京都長期計画」おいて、都市構造の一極集中から多心型への転換とともに、国際化、情報化に対応すべく東京港 13 号埋立地を中心とする臨海部に 7 番目の副都心、臨海副都心「東京テレポートタウン」の開発を進めることを決定した。
出典:『臨海副都心線工事誌』日本鉄道建設公団東京支社,東京臨海高速鉄道株式会社 2003年9月
詳細は下記リンクまで。
(大都市東京の苦い思い出。臨海都心は神戸の80′sポートピアの開催地となったポートアイランドを皮切りに各地で整備されましたが、イベントも街づくりも成功したのは神戸市くらいなものではないでしょうか。大阪は五輪を逃してますが万博次第ですね。)
博覧会資料COLLECTION | 乃村工藝社 NOMURA : 「空間」を創り、そして活かす
(都市博のこの資料いまや滅茶苦茶レアだろうなぁ)
(例によってデイリーポータルZでも取り上げられていました。むすびの東京五輪で盛り上がることを期待する一文を見てつくづくこの地は呪われていると感じます。)
イベントが頓挫すると当然、街づくりも頓挫しますし、街も活気なくイベントのない元々なにもない埋立地へ人を運ぶ需要がそうそうあるはずもなく、東京臨海高速鉄道には減価償却費が重くのしかかり赤字に苦しみます。
そんな苦境のなかでもコミックマーケットや各種企業向けの展示会の需要で細々と営業し続け、1996年の開業から今年で25周年を迎えます。
よし!!ここは可愛いりんかるくん、そして不遇の時を耐えぬき今も頑張っているりんかい線のために全駅紹介しよう!そう強く思いました。
……というわけでついたのは大崎駅だよ。
JR東日本さんの駅を間借りしているから肩身が狭いんだ(りんかる風)。
大崎駅自体が山手線内で微妙な評価を受けているのもあって、さらに悲しみが増しますね。
(そんなに悲しい顔しないでよぅ。)
とりあえず全駅降りて周辺を散歩しつつレビューしていきますかね!
大崎駅の周辺自体はかなり都会的。ソニーの本社もあるし、新幹線の高架も見えるしで評価高いですよこれは。
大崎駅レビュー
栄えてる度……★★★★★
りんかる度……★☆☆☆☆
海辺度……★☆☆☆☆
どん!こういう評価となります。あんまり触れるところないですね。大崎ってなにもない……と大崎駅のマスコットキャラである「おうさき」は嘆いていますが、山手線や東海道線の止まる駅だけあって都会度はりんかい線沿線でも随一です。
大崎駅の改札とthinkパークを結ぶ陸橋(夢さん橋)では産地直送の野菜市をやっていたり、意外と庶民的なイベントも行われています。ただりんかるくんの姿はやはり間借りだからかあんまり見かけないですね。
↓大崎駅だと新規で通勤通学定期券も買えないみたいです。
さあどんどん行きますよ!
と、思ったのですがめちゃくちゃ記事のボリュームが分厚くなりそうなので分割します(ミョーケン島の後編を早く書け、と言われそうですが……)。
~りんかるからのメッセージ~
「しながわ観光大使にシナモロールがいるので正直勝ち目がないよ。」
それでも、生きていかざるを得ない。どうぞ皆さん、りんかるくんを街で見かけたら暖かく見守ってください。
(島鉄)