みなさんは狛江市をご存知だろうか。
狛江市は東京の西のほう、調布市の隣にある。
調布の実家に帰省したときふと衝撃的なことに気づいてしまった。
ぼくは狛江についてほとんど知らない。
野川沿いのジト目のキリン
中学1年生から高校3年生まで調布に住んでいたのに、隣の狛江市についてなにか語ろうとしてもなにも思い浮かばないのだ。狛江にある駅(たぶん狛江駅はあるだろう)、観光名所、市の特徴…だめだ。
今住んでいる近隣の新宿区・豊島区・文京区についてはけっこう詳しい。新宿区は新宿駅近くは繁華街だけど北の方は住宅街だよとか、文京区は名前のとおり大学が多いよとか。街を歩いた経験と知識が街のイメージとして頭にある。
一方で考えてみると、ぼくは中高生のとき実家近くでは自転車で本屋とかマックとか川に行くだけだった。街を面的に捉えておらず、ついにイメージを形成するには至らなかったのだ。
さてだからといって今回帰省ついでに狛江市を歩いてもみなかった。狛江についてこれだけなにも知らないのがかえっておもしろくなり、もうしばらくそのままにしておこうと思ったのだ。
帰省中には野川を歩いて調布の深大寺に行ってみた。深大寺に行ったのも実は初めてで、自分が高校生までいかに街に興味がなかったか分かる。
こうして街歩きブログを書いているぼくは本当に当時のぼくと同一人物なのだろうか。実は当時までの<ぼく>はある日落雷に打たれて死んでいて、今のぼくはその横で沼と雷の化学反応で発生したスワンプマンなのかもしれない。
野川は階段を降りて川岸を歩けるのがよい
黄色い花 (花についてもほとんど知らないな)
神代植物公園のこんもりした丘
人々の憩う広場
流行りのイカのたこ
狛江に詳しい人がいたら、話を聞いてみたい。
(いその)