みなさんこんにちは。島鉄です。
毎度ブログで記事を投稿するたびに「お久しぶりです」という謎のあいさつを入れていました。が、いったいどれくらいの人が私の安否に興味があるのか、と疑義が生じたため「お久しぶりです」はやめておきます。
そんなことはさておき。
ようやく日本全国緊急事態宣言が解除されましたが、ここ数か月どこにも外へ出られずフラストレーションがたまりまくり、ではないでしょうか。
私的にこういう時は旅行でもしてストレスを解消していたのに、今回のコロナウイルスの流行で全く旅行にいけません……うーん、イライラが全く解消されない!!!
バーチャルでもいいから旅がしたい!
……というわけで思いつきましたるは、Googleマップを活用して旅してみようというアイディアです。王様のアイディア並みの名案です。
とはいえフツーにGoogleアースをクルクルしたのでは芸がありません。
せっかく(?)部屋から一歩も出ずに旅行をするという業腹な企画をするのですから、ここはひとつタイムトラベルでもしちゃいましょう。
そう、タイムトラベルです。タイムトラベルにはなにもタイムマシンが必須なわけでではありません。しょせんはあんなものただの機械です。タイムマシンがあればタイムトラベルできます、しかしそれはあくまで必要条件であって十分条件ではない、と私は声を中くらいにして(室内で大声を出すと怒られるので)言いたいと思います。
じゃあ、タイムマシンなる機械を用いないで過去に戻るにはどーすればよかろーもん、と言いますと……。
みなさま時の止まったものを見つけると昔に帰った気になりませんか?
(例)
・新しく開通したトンネルを進むと道なき道を行く2005年くらいで時が止まっているカーナビ
・銘柄名がメビウスに変わっているのに、未だ旧称マイルドセブンの広告
・ホーロー看板やレコード、アドバルーンなど現代ではめったに見ない代物
・子供のころに流行って廃れたおもちゃ(アメリカンクラッカーとかたまごっちとか)
・昔の旅行書
ええ、そうですとも。
じゃじゃん
これは一昨年帰省した際に見つけた1986年(昭和61)刊行の観光ガイドです。
下らないダジャレも披露したところで早速タイムトラベルの手法を(ナント無料で!)お教えします。とくとごろうじろ。
- 古い観光ガイドの解説に従ってGoogleマップで検索
- 現地を調べてみる
- 今と比較してみる
はい、こんだけ。いまやタイムトラベルもスナック感覚。インスタントジャーニーなこの世の中。何が現で何が夢だかわからない、違いますか?……違うみたいです。
まあ、長々と書きましたけど結局伝えたいことはこういうことです。
昔の旅行書を使ってタイムトラベルちっくな旅行ができるのでは?!
さあレッツ、タイムトラベル!
(ちなみに島鉄の行ったことのあるトコしか現代と比較できないので超ニッチなタイムトラベルになってしまうことを先にお詫びしておきます。先に謝ってしまえばこちらのものです。)
【章立て】
1 松山城
2 道後温泉
3 松山市内
4 南レク
5 時代を感じさせる紙面紹介
6 読者投稿コーナーの存在
7 まとめ
(長いですね。安心してください、入門から終章まで分割しました。だから読む、という話か分かりませんけども)
1 松山城
さて、まずは愛媛県が誇る全国にも12しか残っていないといわれる現存天守の国宝松山城!(ところで現存天守って中四国地域に半分、四国に3分の1も集中しています)
ここはもうクーデターで焼き討ちに合わない限り、100年後にも観光スポットとして残るでしょう。
公園としても整備されているだけあって広いですね。
さて、ガイドブック上ではどう案内されているのでしょうか?
市街の中心、標高132メートルの勝山山頂にその偉容を誇っている
たしかに!シンボルですもんね。
天守閣は日が暮れると照明燈に照らされ闇に高く白く浮かび上がり(略)
ライトアップなどという旅情のかけらもない和製英語を使わない!素晴らしい。
日本語の良さといいますか、文章だけで風景を想起させる表現はいいですね。
瀬戸内海を航行する船の目標にもなっている。
ふ~ん、さすが大きい天守なだけはありますね。ん?よく見てみると広島から松山までの交通案内に石崎汽船の水中翼船(いその君が苦手なタイプの船ですね)が紹介されているではありませんか!!
いわゆるしまなみ海道として整備されている西瀬戸自動車道など本四連絡橋が架かった現在ではフェリーが真っ先に案内されることは珍しいかもしれません(もっとも広島~愛媛間に限って言えばフェリーも悪くない選択肢ですが)。
松山城の記事の隣には、明治女の岩田カヲルさんのやっていらっしゃる喫茶こまどりが紹介されています。この方ご存命なのでしょうか……?!
案の定、というか閉店していました……。まあそうですよね。往時を知っている方のブログ記事を読ませていただくと、雰囲気の良いお洒落な昔の喫茶店という感が伝わってきます。
ちなみに現在のストリートビューをみるに竹取御殿という店になっているみたいです。
あと今更ながら、このガイドにはお店が紹介されていても住所などはなく電話番号のみ記載されています。つまりはこのガイドを持って観光したくば、電話帳を開いて調べるか地元の人に聞くしかないわけですね。
適宜Googleで検索しつつ住所を調べないといけません。
いやあ今も昔も変わらない偉容を誇る松山城ですが、それを取り巻く環境はやはり四半世紀の時を経て変わっていますね。
今回はここらへんで。次回は道後温泉と松山市内を紹介しようと思います。ではまた。