埋物の庭

埋物の庭

街中にあるつい見落とされがちで埋もれてしまっているもの(=埋物、まいぶつ)を紹介します。

夏休みは夢のなかに─千葉県館山の思い出─

夏が終わった。しばらく前に。

9月の夏ロス感は半端なかったです。最近は落ち着きましたが。

いろいろ考えたあげく、冬にオーストラリアとか南半球に行けば1年待たずに夏を味わえるのではと目論んでいます。やるかどうかは気分次第です。

 

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夏といえば海。東京湾フェリーはいいぞ。

 

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『天気の子』を観てからよく空を見るようになった。前記事読まれてよかった。

 

夏が終わるのは残念ですが、さつまいもや栗が美味しいのでもちろん秋も好きです。

 

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現代人は秋の訪れを店頭の新商品で感じる。
 

さて、この頃は二十四節気の「寒露」。冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番です。この記事を書こうと思った頃はまだ「処暑」「白露」だったんですが、月日は流れていよいよ秋めいてきました。先延ばしよくないぞ。

 

ところで、8月にアニメ「氷菓」を観たんですよ。素晴らしい作品でした。

毎回アイキャッチ二十四節気が出てきます。これがかっこいいなと。作中の季節の経過がわかっていいし、スタイリッシュ。

 

https://stat.ameba.jp/user_images/20120821/21/komakoma-gooddays/aa/68/j/t02200124_0800045012148086356.jpg?caw=800

 画像はまんがingなブログ(「氷菓 アイキャッチまとめ(~最終話)」)より 

 

「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」という文章の方の元ネタは『こよみ便覧』という江戸時代の書物のようです。ありがたいことに国会図書館デジタルコレクションで読めます。

「氷菓」BD-BOX [Blu-ray]
 

(最近われわれやたらとamazonリンク貼っている) 

 

それでは本編です。千葉県の館山に行ってきましたよ。

 

館山旅行の経緯

隠さず言ってしまうと、もともと香港に行くはずでした。

しかし、最近のデモやストライキの影響もありわれわれはやむなく・・・

違いました。実際の経緯は

飛行機のチェックインに遅れたからです。なんだそりゃ。

言い訳をさせてもらいますと、乗る予定だったLCC香港エクスプレス航空UO625便というのが早朝6:35の羽田空港発で、チェックインが1時間前なので、都内から電車で向かおうとするとどうしても間に合いません。どうすればよいかというと、前の日から空港かその近くに泊まるしかないわけです。われわれは考えなしに当日ギリギリにバスで到着しました。チェックインしようとしたらすでにゲートが閉ざされていたというのが今回の顛末です。LCCを甘く見ないこと。言い訳が饒舌。

 


乗れないとわかってからは羽田空港で3時間くらい呆然としていました。なんとかそこから立ち直り、気分を変えて千葉の海に行くことにしたわけです。なぜ千葉かというと近いのとイソノが千葉好きだからなのと、旅館が当日1室だけ取れたからです。運が良かった。

 

千葉県上陸まで

9月の台風15号は大変でしたね。。少額ですが寄付をしました。すみやかに元の暮らしが戻ってくることを願います。

 

われわれは羽田空港から京急久里浜まで行き、東京湾フェリーで千葉に上陸しました。フェリーは以前もブログで紹介しましたね。

 


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京急車内ではずっと「どうしてこうなったんだろう」って言ってた。

 

フェリーの着く浜金谷はほんとうにいいところで、これまで2回来ているのですが、今回はスルー。JR内房線で房総半島を南下します。今回の記事タイトル写真はフェリーからの眺めです。

 

 

館山の思い出

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館山は駅からリゾート感があってよかったです。

白い壁にオレンジ色の瓦は南欧を意識しているそう。調べてみると館山市は1989年から「海洋性リゾートタウン」を目指して西口の街づくりを進めてきたみたいです。

読み応えある記事。

 

海水浴場のある鏡ケ浦通りもリゾート感出てます。ヤシの木あるし。

 

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鏡ケ浦通りは大学の合宿所がかなりある。

館山ではさきほど書いたとおり運良く空いていた民宿に泊まりました。こちらです。

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さくらや旅館 http://ryokan.tateyamacity.com/hotels/detail13.html

 

“渚の駅”たてやまのすぐそばです。(ダブルクォーテーションは公式表記)

海まで信号渡って1分の好立地。われわれのような素泊まり旅行者にはうれしい、気楽に泊まれる宿です。

 

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毎日が夏休みだったらいいのにな。 

 

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われわれはここで2泊し、海で泳いだり、自転車で灯台を目指したりしました。

 

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まとめるとこうなる。

 

文章でいろいろと書こうと思っておりましたが、ちょっとエモーションが爆発しそうなので終えます。謎コラージュはシュルレアリスム表現(古賀春江《海》1929年)を目指した結果です。夏休みはたしかに一時の現実でしたが、今思うと夢のような時間です。

 

(いその)