埋物の庭

埋物の庭

街中にあるつい見落とされがちで埋もれてしまっているもの(=埋物、まいぶつ)を紹介します。

飯盛山に登る

こんばんは。いそのです。

 

たまに山登りをします。

東京に住んでいたときは日帰りで高尾山や神奈川の丹沢へよく行っていました。

 

大阪に来て近畿の山事情を知らなかったので調べてみました。

 

兵庫から大阪湾と大阪平野を囲むように時計回りで、六甲山地北摂山地生駒山地金剛山地和泉山脈とあるようです。つながってて縦走できそう。

 

 

実はこのなかでも生駒山には、前回の同人誌の「大阪横断」の企画で登っています。

 

 

大阪府を歩いて横断するにあたり奈良県との県境は生駒山です。

なので前日に生駒の宝山寺に泊まって、当日生駒山を登って下ってそのまま大阪湾までまーっすぐひたすら歩きました。我ながらよくやったものです。

 

さて、登山がしたい!ということで、生駒山の北の飯盛山に行ってきました。

飯盛山の読み方は「めしもり」ではなく「いいもり」です。「ご飯山盛り!」って雰囲気の字面ですよね。

 

***

 

飯盛山の最寄り駅はJRの野崎駅です。

 

野崎駅

 

私の住んでいる谷町から電車で30分で着きました。こんなに近いの!?と驚きです。

電車で通過した市町村は、大阪市東大阪市大東市だけ。

 

 

東京で比較すると、新宿から一番近い高尾山まで電車で1時間かかります。関東平野の広さを感じます。

 

 

東京は山が離れているので、中心部では高い建物に登らないと山を望めません。一方大阪はわりと中心部からでも道路から生駒山など東の山を見えるスポットがありました。

通りが東西にまっすぐ走ってることも影響しているでしょう。日々の暮らしのなかで山が見えるのは山好きとしてはうれしいものです。

 

商店街

野崎駅から商店街をまっすぐ歩きます。もう正面に山が見えていますね。

 

狭い路地

野崎観音に向かいます。ここが登山の出発地点です。この狭い路地は昔のままなんだろうなと昔日の風景に思いを馳せます。

 

階段

 

階段を上がると野崎観音に到着です。

 

野崎観音

 

もみじと手水

野崎観音はもうすでに標高が高いようで、大阪の市街地を見渡せます。紅葉が美しい。

 

紅葉と街

 

お寺の境内の脇から登山道が始まっているので登り始めます。

 

1時間ほどの登りは最近の運動不足でだいぶバテました。飯盛山の標高は314mとのことですが、平野から急に山が立ち上がっているので標高差を感じました。

 

息切れしながら登頂です。

 

大阪市街地を望む

 

頂上からは遮るもののない眺望。

梅田のビル群や南にあべのハルカス、海も光っているのが見えました。

 

山のふもと

 

山のふもとを見ると大きな公園があります。方角的に鶴見緑地かなと思っていましたが地図を見ると深北緑地っぽい。知らない緑地だ。

 

北を望む

 

展望は北~北西にも開けています。方角としては京都方面です。

私は京都タワーが見えた気がしたのですが、気のせいでしょうか。画像を確認してもいまいちわからず。見えてたらいいな。

年明け1月の文フリでまた京都に行けるのが楽しみです。

 

 

四條畷神社

 

下山すると四條畷神社です。「畷」って漢字、「又」が4つあって好きです。こういうの「理義字」って呼ぶそうですね。かなり前に同じことをこのブログで書いた覚えがあります。

 

力水

 

自動販売機に「力水」がありました。

力水、たまに飲みたくなるんですよね。「DHA配合」が売り文句で、成分表示を見ると、「DHA含有精製魚油」って書いてあるんですよ。炭酸飲料に魚の油が入ってるの本当に謎で楽しいです。ちなみに味は普通の炭酸飲料です。

 

というわけで飯盛山でした。

冬の登山は景色がよくてうれしい!しかし寒い!

次は六甲のほうに行ってみたいですね。雪が降らないうちに。