埋物の庭

埋物の庭

街中にあるつい見落とされがちで埋もれてしまっているもの(=埋物、まいぶつ)を紹介します。

ポンペイ 埋物の都市

上野の東京国立博物館ポンペイ展を観た。

 

 

イタリアのナポリ近郊のポンペイは、ヴェスヴィオ火山の噴火によって地中に埋もれてしまったローマの古代都市。

埋没しているのでこのブログ「埋物の庭」で取り上げるにはピッタリだ。

 

ちなみにヴェスヴィオ火山のあるナポリは、桜島のある鹿児島市姉妹都市の関係にある。

 

鹿児島に旅行に行ったときナポリ通りがあって、不思議に思い調べて知った。

 

姉妹都市は地理や文化の似ている都市同士が結んでいて、意外な組み合わせがあったりするので旅行中はチェックすることにしている。


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トーハクの裏

 

さて、展示は噴火の瞬間存在していた物がそのまま残されているので、当時のパンとか残っていて感動した。


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裕福な人の家にはフレスコ画やモザイク画が飾ってあって、なかにはパンの絵もあった。

当時の人が生活のなかで見て絵にしたものと同じものを実際に自分も見ることができるのはおもしろい。


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猛犬注意の絵を見て現代日本と変わらないと思ったり。


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モザイク画は小さいタイルなどを貼って作られている。精緻で美しい。

 

ナイル川の風景を描いた絵のなかのカバが気に入った。ディズニーアニメに出てきそうなかわいさだ。

 

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肌の色の表現が興味深い。ピンク、オレンジ、赤のタイルと色を少しずつ変えて表現されていて、ピクセルアートと同じやり方なのだ。

古代ローマに転生したらモザイク画職人を目指すことにしたい。

 

(今回の記事はスマホで書いてみました)