いよいよ……!
明日……1/16は
京
都
文
学
フ
リ
マ
の時間だあああああ!!!!!!(しつこい)
bunfree.net
はい。本日は京都市左京区にある、京都大学に来ています。
いよいよですね、京都文学フリーマーケット!
明日の11時から16時まで、平安神宮近くの「みやこメッセ」にて開催されます。
私たちはサークル828会として『埋物の庭 vol.3』を【か-54】のブースで販売しています!よろしくお願いします。
~前回までのあらすじ~
名古屋まで夜行バスを使い、株主優待券を駆使して飛行機に乗る予定が破綻したため
名古屋から鈍行を乗り継いでようやく松山に到着し、街の変化に驚愕する島鉄だったが……。
道中編
特急宇和海。これならすぐ宇和島(予讃線最南端の駅)に行けるのですが……
いつのまにか車両が変わっていました。昔は徳島辺りを走っていたN2000系という車両が一部転属してきたみたいです。ってことは……車両は別に新しくなっていませんね。
うーむ、駅も古いしJR四国は愛媛県に投資する気がないのかなあ。限られたリソースを割くのだから仕方ないのでしょうけど。
しかし、皆さん。私はこのN2000系写真の右側の「もっと」古い車両に乗るのです。
調べてみると……国鉄時代末期に営業を開始したキハ54系*1みたいです。
水色の四国の空と海のようなコーポレートカラー(若干くすんでますが)が印象的ですね。
道中には新しい駅や、みきゃん電車もありました
写真がやや汚れているのはご容赦ください(車両が古いので)。
途中駅の伊予大洲。停車時間も長く、ヨユーで写真を撮れちゃいます。
駅員さんと運転士さんがのんびり会話しているのも四国の島時間(?)って感じでなんだかいいですね。
八幡浜駅は観光列車「伊予灘物語」が停車するので待合室が豪華でした。
18きっぷのいいところは長い停車時間中に駅を出て、少しだけですが街を散策できるところですね。
海洋堂(高知県に本社があります)ホビートレイン。鬼!
すごい迫力の車両が止まっていてびっくりしました。
おそらく私の帰省先の愛南町より田舎なのではないか、と思う山奥の鬼北町にちなんで「鬼列車」が運行しています。
mag.japaaan.comこの色っぽい鬼像は有名な竹谷隆之氏のデザインだそうです。
鬼北町、行ってみたくなりますね。
宇和島編
そしてそのまま電車(気動車)に揺られてしばらくすると……
予讃線最南端の駅、宇和島駅に到着です!車止めもあり、終着駅の風情があります。
たしか、宇和島の商店街が壊滅していた記憶があります。
過去記事では触れていませんが、この時も年末だからか商店街が終(つい)だった記憶があります。
果たして今はどうなっているのでしょーか?!
広々としたアーケードながら、屋根は日光を通す仕組みになっており、明るいです。
が、店の明かりが消えているからか少し寂しい雰囲気を醸し出しています。
ただ、年末でも空いているお店や、おそらく新規(といっても私は2年帰省していないので最近出来たのかどうかは分かりませんが)のお店もありました。
わー!とっても綺麗なウグイス色の着物です。まさに初春を思わせる素敵な色ですね。
ゲルピン*2なので買えないですけど。
元気のなくなったシャッター商店街のイメージがあったのですが、新しくお店を出して頑張ってらっしゃる人もいるようです。
飾ってある牛鬼は知らない方も多いかと思うので説明しますと、宇和島市の和霊神社の夏祭、和霊大祭で出てくる、牛鬼という妖怪を象った大きな山車(だし)のことです。
上記リンクに動画もあるので、宇和島の牛鬼の迫力を体感したい方は見て下さいね!
暖簾が牛鬼です。この二見さんで刺身定食をいただきました。漁業の盛んな宇和島近海で取れる海の幸を堪能し、親切な店主のおじいさんからはおミカンを貰えました。
でも、食事後みかん貰えたので心が温まりました。
— 島鉄 【1/16京都文フリ か-54】 (@pentaro1129) 2021年12月30日
『埋物の庭』vol.3のOSAKA四神相応でも書いたけど、みかんが取れる地域の人ってわりとタダでくれるなー、みかん。みかんの取れる地域出身の人はいい人しかいない、という母の説も当たらずといえども遠からず……なのかな。 pic.twitter.com/RAQ3igt3qj
バスの時間まで二見の隣にある喫茶店でコーヒーを飲んでました。
なぜこの愛媛県最南端の宇和島駅に来て、なおバスを待っているかというと私の祖母は宇和島より南の愛媛県最南端の自治体に住んでいるからなのでした。
ああーー遠かった。
帰省するってこんなにも大変なことだったんですね。2年近く自宅で正月を迎えていたのでようやく思い出すことができました。
愛南町編
久しぶりに来るとなかなかいいものですね。城辺名店街、勝手に廃墟だと勘違いして(失礼)ましたが、現役でした。スミマセン……。
元気にやってるお店は田舎でも存在する。
これが今回の帰省で得られた有益な情報です。ぱっと見シャッターの降りた元気のない商店街でもひっそりと営業しているお店はあるんですね。
時間が止まっているような空間が残されているのは、都会と違っていいところですね。
六本木や麻布が、かつて路地でキャッチボールをしている子供たちのいる住宅街であったことを、今どれくらいの人が記憶しているでしょうか。
帰省してさっそく祖母から風呂が使えない(洗い場7:湯船2:下足所1という、どーかしちゃってる設計のため、正直入りたくはないのですが)という衝撃の告白を受けたので、愛南町の北端にある、かつては真珠養殖で栄えた旧内海村の温泉施設へと向かいました。
あまりにバス利用者がいないからか、次に停車するバス停の表示が変わらず(手動式のため運転士がボタンを押さないとそのままなのです)、バスが温泉施設を通り過ぎてしまうアクシデントもありました。
その代わり、綺麗な海岸の光景を写真に収められました。
ただの温浴施設ではなく、地元のかたが作った工芸品(鬼滅の刃マスクやヒオウギ貝の飾り物など)も売っています。
海が近いゆえに、ややしょっぱい潮湯につかり、ビールを飲めば気分は最高潮です。
年を越して、コロナウイルスオミクロン株が猛威を振るうニュースを聞くと、しばらく帰省できないような気がしますが、旅も街歩きも帰省もできるうちにやる、これが肝要ですね。それではみなさんサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……。
『埋物の庭』はvol.1~3までAmazonにて絶賛発売中です!!!
ではみなさま、明日の京都文学フリーマーケット(に来てくれる方いますか??)にてお会いしましょう。