皆さんこんにちは。いそのです。
春節の訪れとコロナウイルスの広まりを感じる今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。マスクをして生き抜きましょう。
さて。先日上海に行ってまいりました。
乱気流が苦手なのでフライト中ずっとエアチャイナのパイロットに頼むぞって念を送ってた
今回は25%くらい仕事の延長で、残り75%が趣味の旅行でした。どういうことかというと、会社の先輩の用事に付いていったわけです。人に手配してもらう旅行は楽だなあ。
やってみたかった中国での街歩きができたのでその成果をお披露目いたします。
真功夫とアリペイ
ブルース・リーっぽい人がインパクトある「真功夫」というチェーン店。
「ツンコンフー(Zhēn Gōngfu)」と読むそう。イメージ通りの中国感があり大変気に入りました。
なお昨年末ブルース・リーの親族に訴えられたそうです。
ここは上海浦東国際空港の中なのですが、たまたま待ち時間が発生したのでペプシコーラを買いました。初めてコミュニケーションが成立してアリペイが使えたときはけっこう感動しましたね。
ペプシの味は日本と変わらない
街中にて。ぼくが地元の高校生だったらよく通ってたと思う
蒸し料理が美味しいらしいので今度来たら色々食べてみたいです。
消火栓と灭火器
見つけたときニヤッとしてしまった
空港から市内まではリニアモーターカー「マグレブ(磁浮)」で移動しました。
降り立った駅で見つけたのがこれ。
一番のツッコミどころはやはり「灭火器」。「灭」?
初見だけどなんとなく言わんとしていることは分かって、たぶん「滅する」のなかのやつの仲間だ。火を消すということを表す漢字なのだろうと推測。
論理学の否定の記号「 ̄」っぽい。意味も似ていてなんかしっくりくる。
それにしても、右が「灭火器」なら左も「灭火栓」でよくないか?なぜ使い分けているのだろう。調べてもよくわからないので今度だれかに聞いてみたい。
旅行中探しているといろんなところで灭火器を見つけることができました。
壁に埋め込まれてたり
脚がついてたり
あれ、よく見ると器のなかの「大」、お前「犬」じゃないか!
上海の新世界とたくさんの新宿
黒地に黄文字。かつての新宿駅西口地下広場の案内サインみたいだ
上海で新世界を見つけた。案内サインを御覧いただきたい。正確には新世界城。
大阪の新世界とはぜんぜん似てませんでした。新世界に大丸はないもんなあ。
近寄りすぎた
下の写真は新世界大丸百貨で飲んだミロっぽい飲み物。MELLUって書いてあるこれ?
「新世界」みたいに違う土地だけど同じ地名ってたまにありますよね。
例えば「新宿」は東京以外にも、群馬県の館林とか、神奈川県の逗子で見たことがあります。知っている新宿なのに知らない場所なので違和感があり楽しい。
記号表現と記号内容との結びつきは恣意的ってソシュールが言っていたのを思い出します。シニフィアンとシニフィエ。今回の記事ちょっと人文学ネタ多いですね。
社会主義核心価値観と博物館の犬を見る子供たち
人民大道通り。上海の道路名の案内標識には西と東が書かれていて街歩きに便利
皆さんは中国の社会主義核心価値観をご存知でしょうか。
「富強」「民主」「文明」「和諧」「自由」「平等」「公正」「法治」「愛国」「敬業」「誠信」「友善」の12の2字熟語「24字」からなり、人々が実践するよう目標付けられている価値観です。
上海博物館のある人民広場で大量に見かけたので紹介します。
文明 和諧 富強 民主。タペストリータイプ。
公正 法治 自由 平等。タペストリー。
誠心 友善 愛国 敬業。タペストリー。横にもある
創建文明城市 共建美好家園。オブジェタイプ:木
文明誠信 你我同行 踩时花溅泪 踏后草揪心。オブジェタイプ:芽
このようにいろいろある。
簡体字の入力で疲れたので博物館で撮った犬を見る子どもたちの写真で一旦休憩。
「続・上海の看板とか文字とか」に続く
(いその)