あけましておめでとうございます
公開するのに3ヶ月もかかりました。
早くアップロードするってとっても大切ですね。
賞味期限切れてる感じがしますが、ハッピーニューイヤー記念でアップします。
今年もよろしくお願いします。島鉄です。
皆さんの推し政党って何ですか?やっぱり推しには議席をとってもらいたいものですよね。
そうでもないですか?僕は無党派層、ノンポリだから政治の話はちょっと……。
ノンノンノン。
ノンポリなんてナンセンス。のんのん日和。のんのんばあと俺withのん。
(のんのつくフレーズが他にもあったら教えてください。)
そんなに構えていてはいつになっても民主主義は根付きませんよ。
もっと気楽ーに政治の話をしてみたらいいじゃありませんか、ねえ?
というわけで、政党をまずは身近に感じてみよう、ってことで政党巡りを敢行したのでありました。
なお、この企画に職場の先輩が「面白そう」という理由だけで参加してくれました。
(なんと島鉄は働いています!納税しているなんて偉い!)
一人でカチコミは心細いですから、助かりますね。
さっそく新宿から最も近い政党こと日本共産党本部に向かいます。
幼い日、妹と一緒にひたすら共産党の選挙カーの後ろについて自転車で町内をぐるぐる回っていた思い出があるほどですから島鉄的には懐かしさを感じますね。
小さい応援ありがとうございます、的なことを言われたのを覚えています。単純に風よけ代わりだったと思いますが……。
さて代々木の本部前まで歩く途中に絶賛解体中の代々木会館があります。
今を時めく映画『天気の子』でも冒頭と終盤で出てきましたよね。
天気の子 聖地巡礼への行き方!ロケ地や撮影場所はどこ?一覧で紹介!
大ヒット『天気の子』聖地・代々木会館が8月1日で取り壊しに ── 最後の日に行ってみた
ま、そこらへんはスルーして向かうは日本共産党。入り口前には新聞配達の専売所前に置いてあるような自動販売機が!
もちろん中身は「しんぶん赤旗」です。50円って安いなー。でも聖教新聞は信者の人が無料で配ってくれるしな……。悩みどころです。
中に入りたかったのですが、警備の方に怪しげな二人組がいる、と睨まれてしまったので退散しました。まだ何もしてないのに……。
残念ですがここは身を引きましょう。時には人生潔さも必要です。
世の中には身を引く代わりに彼女をずっと見守りたいんだ、そう潔くストーカーになる男もいるくらいですからね。潔さは必須。
次に一番近い政党は公明党本部。皆さんおなじみ創価学会と関係があるようでないようである、そんな政党です。ちなみに「政教分離」の観点で批判されることも多いのですが、あくまで「政教分離」とは国(政府)が「特定の宗教」に肩入れしない(政府が特定の宗教に関与することの禁止)ようにという意味が大きいですから、特定の宗教団体が政党を作って議席を持っていても(すなわち宗教が政治に関与することは)何ら問題はないといえます。
もっとも、先進国の中でもこの「政教分離」の解釈は様々でして、国によって分類も分かれてますが……。
どちらかというとこの問題は宗教というより政治学、法学の問題ですね
「日本人の知らない〈政教分離〉の多様性――宗教との向き合い方は永遠の課題」、『論座』(朝日新聞社)2001年10月号 | 雑誌執筆原稿 | 新聞・雑誌記事等
そうは言っても、公明党ってなんだか不思議な政党ですよね。(公明党推しの人がいたらスミマセン!)
創価学会の膝元ともいえる信濃町に公明党本部はあります。普通に歩いているとなんてことはない中央・総武線沿線の街なのですが、なんとなーく警察や監視カメラが気になるよーな。
信濃町駅前の3色旗を掲げた本屋はご愛敬。ここで大川隆法の本を取り扱ってたら面白いのにな。
残念ながら特に面白いことも起きず平和に信濃町を立ち去りました。
さて、東京の宗教スポットといえば創価学会の信濃町に立正佼成会の杉並区和田、代々木の東京ジャーミイなどありますが忘れてはいけないのが靖国神社です。
政党とは直接関係ありませんが、自民党本部などある永田町へ向かう途中の九段下に靖国神社はあります。せっかくなので立ち寄ってみよう、ということで靖国へGO。
最寄り駅は九段下ですが、古書の街の神保町もすぐ近くということはご存じでしょうか?
曙橋駅から都営新宿線で3駅。神保町は古書だけでなくカレーの街としても有名です。
少し早いですが、カレーで昼食としゃれこみました。入ったのは神保町界隈で二大巨頭と称される「まんてん」。
安くておいしいと評判のお店だそうなのですが、写真は撮り忘れてしまいましたので、店の名前だけ紹介します。
【カレー名店紹介】『ライスカレーまんてん』 創業37年 神保町にそびえるカツカレー 激安激量カレーは今日も営業中
ボリューム満点で学生さんやガテン系の方々に愛されているのもうなずけます。
さて英気を養ったところで、いざ靖国。
そもそも靖国神社の発祥は東京招魂社と呼ばれる国内外の事変・戦争において戦没された人々を祀る神社にありました。旧幕府軍の戦没者や西郷どんに代表される西南戦争の賊軍戦没者は祭神として祀られていない……なんて背景もあり、戦没者を悼むという性格以外のものがあるのではないか、と言及されることも多い場所です。
もっとも桜の名所であったり、ちょっとした行事で使える相撲場があり、近所の人からすると普通の大きな神社といった感覚のようです。(千代田区にも人は住んでいるものです。)千代田区に住んでいない身からするとなんだか不思議な感覚です。
そうこうしているうちに着きました。
そういえば幼い頃、靖国神社の境内で何気なく石を拾って持って帰ったことがあります。今にしてみれば「なぜそんなことを?」としか思えないのですが、当時は珍しい形の石があったから持って帰ったにすぎませんでした。
帰宅してすぐに「はやく元あった場所に戻してきなさい!!」と叱られたことはいうまでもありません。そのうち石はどこかへいってしまいましたが、ちゃんと(?)靖国で会えたのかな。どこへいっちゃったんだろ。謎です。
そんなほっこりエピソードのある靖国神社ですが久しぶりに訪れた境内は様変わりしていました。
まず親子連れが多い。これはけっして思想的エリート教育のために子供を連れだして参拝を強制させている……わけではなく七五三が近いためでした。
しかも境内は街宣車限定パーキング&軍服のランウェイ状態ではないかと予想していたのですが、全くそんなことはなく落ち着いた雰囲気で、お洒落なカフェまで併設している始末。
いやいやそう言いつつ「敵国粉砕まんじゅう」とかがメニューに踊っているのではないか、検証のため茶でもしばきますか、と入店。
けして疲れていたわけではありません。座りません、勝つまでは。しかし戦士の休息……も時には必要なのです。
うん、普通に居心地のいい店だ。綺麗。
タピオカラテもあるし、ラテアートもできちゃう。ここどこでしたっけ?
タピオカってよくよく考えると魂みたいでちょっと怖いですね。
うーむ、千代田区という大都会にあって、他と隔絶されていて休息できるってトコがいいのかも。
九段下から地下鉄に乗り永田町で降りると自民党本部ビルのお出ましです。残念ながら自民党食堂は一般客に開放されなくなってしまいましたので遠
目からパシャリ。
ケチケチせずに3500円のカツカレーを出してくればいいのに、とは思いますが神保町の「まんてん」のカツカレー(650円也)が5杯も食べられると考えるとやっぱり他のメニューがいいかな。
すぐ近くに立憲民主党の本部があると聞いてさらに歩きます。うーん、結構歩くから政党巡りって健康にいいのかもしれませんね。つかれるな。
想像以上にしょぼいな……ここが本部なのか、と驚きました。
間借りしているのも相まってガッカリ感が強いです。政党界のはりまや橋と言っていいでしょう。しかし「山椒は小粒でもぴりりと辛い」とも言いますし、立憲民主党の今後に期待ですね!(推しの人いたらゴメンナサイ)
他にも令和新撰組とか国民民主党もあるのですが時間の都合上寄らなかったので割愛します。あとNHKから国民を守る党の本部は個人の家だったので立ち寄るのはやめました。
いよいよ最後に残されたのは都落ちしたとも言われる社民党本部です。
(しかし産経は人の心配してる余裕があるのかな?)
アドレス上は中央区、最寄り駅は新富町。佃島が隅田川を挟んだ隣にある立地からすると、たしかに政党本部には似つかわしくない所かもしれません。
それらしき所に来たのですが全然見当たりません。どこ?
山が動いた……かの有名な発言から数年で社会党分裂に至り、社民党はいまや国会議員4人とは皮肉なものです。結局55年体制崩壊からレゾンデートルを失ってしまったと思うと党勢は回復しようがないのかもしれません。
自民党は変質したかもしれませんが生き残っている、ということは看板はそのままで中身を変えて生き延びることができるか否かが、大きな環境の変化にさらされた大組織の運命を左右するといえるのでしょう。
それでも隅田川は穏やかに流れています。時の流れもこれくらい穏やかならば組織としてはよかったのかもしれませんね。有権者としてどうかは分かりませんが。
今回の政党巡りで東京には様々な政党本部がひしめいていることが分かりました。それぞれの党事情も何となく建物や周辺から漂っているようで面白かったです。
みなさんも有権者として、推しの政党がない!という方もぜひ一度は政党巡りをしてみてはいかがでしょうか?
あとこの日3万歩歩いたことに驚愕しました。健康増進にもつながりそうです。
これはもう政党巡り、行くっきゃないでしょう。
PS.あまりウロチョロして警察の方に捕まらないように気を付けてくださいね!
それではよりよい民主主義ライフを!!