おはもーにんぐ*1。
島鉄です。
みなさん、もう『私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ』はご覧になりました??
watatentv.com
え?興味ない?
登場人物がほとんど小学生の映画を見に行くのはさすがに気が引ける……?
まあ、そう思うのも間違ってないかもしれませんね。
わたしも『わたてん』ぶっ続け視聴を行っていなければ、そう誤解(?)していたかもしれません……。
my-butsu.hatenablog.com
とりあえず、前回の続き!
島鉄的『私に天使が舞い降りた!』の雑感をダラダラ書き連ねてみました。
果たしてこれは何のために書いているのか……よくわかんなくなってきましたが、初志貫徹。第5話から紹介していきまーす。
第5話「いいから私にまかせなさい!」
この回で準レギュラーの学級委員である、小依(こより)&夏音(かのん)にスポットライトが当たります。
左が夏音で右が小依。
この二人はキャラクターの名前とイメージが逆な気がします。感覚的なものですけど。
4話の夏祭りシーンでもこの二人は出てました。
輪投げで、光るブレスレット*2を欲しがる夏音のために奮闘する小依のシーン。
ですが結局とれず夏音が一発で取ってしまうという。
結果はともかく、友達の欲しい物のために頑張る、その姿勢がいいですね。
でも本当に残酷なまでに、何をやらせても器用にこなす子と不器用な子がいます。
不器用な子のモチベーションを引き出しつつ、器用な子が退屈しないように課題を与える……これかなり難しいんですよねぇ。
小依&夏音のように子供同士がペアになってくれると大人的にはすごい助かるんですけどね。
不器用だけど友達思いな小依、と器用で何でもこなすけど周りを見下すこともない聖人的な夏音、そんな二人の関係が5話でも描かれていました。
タイトル通り、調理実習でたよりにしてくれアピールするも、まったく使い物にならない小依、の空回りっぷりに涙。
エプロンを着て駄々をこねるという暴挙。だれか止めてあげて。
相変わらず夏音さん(敬称)は頼りになるので、調理実習の班でも色々アドバイスを請われます。
私を頼ってよ!、といじける*3小依。
最終的に頼ってくれそうだから、という理由*4で食べるのが専門の花ちゃんを仲間に引き入れ、夏音&ひなたfeat乃愛チームを尻目にクッキー作成にいそしみます。
結果、まぁ大方の予想通り小依&花チームは黒焦げのクッキーを作ってゴミ扱いされます。えぇ……。
独力で頑張る前に教えを請うのも大切ですね。にしても、ゴミ呼ばわりはひどすぎる。
ただ、フォローしがたい出来ですね、これは。
先生!児童のためにもちゃんと様子を見てあげてください!!(←誰目線?)
後半、どうにかして頼ってもらうために夏音の手首を縛る、とゆーどーかしちゃってる作戦に出る小依。
……ちょっとノイローゼになってない?
キツく縛りすぎて解けなくなるも、夏音のために頑張る小依の姿が描かれます(自分のせいだけど)。
なぜこんな不器用でダメダメにみえる小依を夏音は慕っているのか?
誰もが考えるであろうエクスキューズですが、夏音の回想シーンでその理由が明らかになります。
木に引っかかった夏音の風船を、危険を顧みず小依が取ろうとしたエピソード。
なるほど夏音は小依の是が非でも友達の役に立ちたい、という姿勢が好きなのですね。
いい関係ですね。
子供からだんだんと大人になるにつれて、こういった利害なく相手を慮る関係はなかなか作れなくなります。
大事にしたいものですね。
なんかこのエピソードだけ長くなっちゃいました。好きなのかもしれません。
あ、この回のみゃー姉は夏音に抱きしめられて「久しぶりに人に優しくしてもらった気がする」と泣いていました。
絵的にはちょっとアブナイ匂いがします。
けど、まぁ、みゃー姉の感じていたプレッシャーはハンパないですから……。たぶん。
というのも、ひなたが広めた等身大のみゃー姉と比較して、あまりにも偉大な人物像*5を壊さないように振る舞ったものの、引きこもりには土台無理だったので泣いて謝っていたのです。
わかる。島鉄も仕事できるよね*6、と頼りにされると胃がキリキリします。その結果本来の仕事を後回しにして必死に頑張るので、どんどん仕事が溜まっていくんですよね。
そして、仕事が速い!と評価され、また頼まれ……負のスパイラル。
どこかで土下座して「無能だから仕事ふるのやめて!!」とやるならやらねば。
みゃー姉頑張ったよ、謝らんくてもええやん、ええやん。
前述の利害なく相手を慮る関係を作れないと、こうなるのかもしれませんね。
後の話でみゃー姉の友達が現れるので安心してください。
でも何だかんだ小依&夏音にもコスプレさせようとしてました。
う〜ん、この人のメンタルどぉなっちゃってんだよ?
第6話「みゃー姉に友だちはいないぞ」
ようやく半分。タイトルは「みゃー姉に友達はいないぞ」。
ひど……。近所の小学生にしか相手にされていない、ってこと?
この回でみゃー姉は大学生(しかも美大)であることが明らかに。
実の妹であるひなたにすらひきこもりニートだと思われていた、みゃー姉って一体……。
ホントに大学生なのか確かめる!とばかりに大学まで、こっそり着いてきたひなた&乃愛feat花。疑われすぎでは。
そんな三人を優しく案内してくれるお姉さんが登場!
松本、と名乗るこのお姉さんのおかげで、これまでの小学生にコスプレ、小学生の日常、あとみゃー姉……という一連の話に新たな要素が加わります。
というのも、みゃー姉の友人を名乗るこのお姉さんは、一方的にみゃー姉のことを知っているストーカーであることが後半明らかになるからです。
こわいよ。
今まではみゃー姉=小学生にコスプレさせるちょっとアブナイ人犯罪者予備軍でした。
が、このみゃー姉をストーキングするわりとアブナイ人犯罪者予備軍の松本という新たな構図が生まれたのです。
……このアニメ、アブナイ人多くないですか?
5話までのシーンを見返すとOP曲での犬の散歩シーンやら祭りの屋台で、すでに松本が登場していたことが分かります。
こわ……。
そして、ストーカー松本より怖いものがみゃー姉の前に立ちはだかります。
花ちゃん、乃愛ちゃんの母親です。
いやまぁ、フツーに遊んでるだけなら別段怖くもなんともないんですけどね。
勝手にコスプレさせて写真撮ってますからね。
下手したら妹ひなたの友人関係にもヒビが入ってしまうかもしれません。
みゃー姉の明日はどっちだ……?!
まぁ、話数も半分あるし前科もないから示談でコトは済むかな?
なんて考えていたのですが、ラッキーにもみゃー姉詰問エンドは回避。
前述の松本が助け舟を出してくれたこともありますが……。
いつの間にか松本がみゃー姉の家に転がり込んでるの軽くホラーです。
一方的な愛が重いだけのいい人ともとれますが、一番借りを作ってはいけない人に借りができてしまった、ともとれますね。
某尼崎の事件とか、いつの間にか家に上がり込んでましたし。
松本は愛ゆえにみゃー姉を庇うらへんが、ひなたと似てますね。
というか、二人はなぜか意気投合してました。よかったね。
さて、肝心の保護者目線では、みゃー姉は毎度子供を預かり遊び相手になってくれるだけでなくおやつまで作ってくれて助かる、という評価でした。
夕飯前におやつあげるのはトラブルになりそうですが……。
保護者対応、ってかなり難しいのだよなぁ。
お子さんのこんなところが成長してますよ!よかったですよ!と伝えても、謙遜される方が多いですし、かといって何も言わない訳にはいかないし、他の子のことは褒めてるのにウチの子だけ何も言われてない……とかなったら困るし……。
食品アレルギーはないか、安全性に問題はないか、子供相手に誤解される発言・不適切な発言をしてしまっていないか……。
などなど色々考えることが山盛りです。
みゃー姉もいずれツッコまれそう*7ですが、強く生きてほしいな。
6話はそんなドキドキシーンたっぷり(??)な展開でしたね。
第7話「みゃー姉が何いってるか分からない」
タイトルは、みゃー姉が何いってるかわかんない。俳句調ですね。
前から何言ってるか分かんないとき(主にコスプレさせて興奮してるシーン)があった気もしますが……。
この回は、いつも元気なひなたが風邪をひいてしまい、みゃー姉にベッタリくっつくという、コロナ禍の現代では非推奨な話(?)でした。
友人を毎度家に上げては、引きこもり(だと思っていた)の姉と一緒に遊んでいた(主に撮影会)ひなた。
ですが、いままで独り占めできた姉の心が離れていくことに嫉妬していたということがわかります。
いくらなんでも姉に依存しすぎじゃないか???
いや、そんなことを考える話ではないので、素直に甘えんぼなひなたかわいー、としておきましょう。
みゃー姉を連呼し過ぎてミヤネ屋みたいになっててかわいい!
お見舞いでネギがなかったから焼き鳥のねぎまを買ってくる小依ちゃんがアホかわいかったです。誰か止めてあげよーよ。
えーと、あとみゃー姉の誕生日に「なんでもやる券」をプレゼントするとゆー、子供らしくて微笑ましい半面、みゃー姉犯罪者予備軍に一番与えてはいけないプレゼントではないか、と思わされるシーンもありました。
なんでもやる、の文言を警戒する花ちゃんに回収されそうになってましたし(引き下がるみゃー姉が絶妙にキショかったです。いい意味で)。
そんなみゃー姉ですが、花ちゃんからヘアピン(みゃー姉、鬼太郎ヘアーだもんね)をもらいました。
なんやかんや、少しずつ心を開いてくれているんですね。みゃー姉と花ちゃんの関係はお菓子で釣ってコスプレさせる仲にあらず。
よかったよかった。
他にもあまりに姉べったりのため、接触を禁じられみゃー姉ロスとなったひな た……。
のために乃愛ちゃんがみゃー姉コスプレをする、といった話がありましたが、長くなるのでカットします。
みゃー姉との接触が禁じられているため、自身の作ったみゃー姉の塑像に話しかけるひなた。だいぶ精神的に追い詰められてますね。
早く姉離れしないと、姉リスペクトからひなたも引きこもりになりそうで怖いな……。
ヤングケアラーについて
ヤングケアラーの話を考えると、笑えないみゃー姉&ひなたの関係。
みゃー姉が服飾デザインの道へ進み、明るい未来を迎えられることを祈りましょう。
www.familiar.co.jp
少し前にやっていた朝ドラ、『べっぴんさん』みたいな。
第8話「知らないほうが幸せなことってあるよ」
改めて松本のインパクトが残る回でした。
冒頭、母から家の中でごろごろしてコスプレしている私生活に苦言を呈されるみゃー姉。一方、妹のひなたは頼まれたおつかいを済ませ褒められてます。
対照的な姉妹。
「いつもジャージだし服買ってきな」、と母からお金を渡され、渋々買い物へ向かうみゃー姉。
店員が話しかけてくるの怖い、とグチグチ言っているその姿に共感。
毎回断らないといけないのがストレスなんですよね。
それもあって、島鉄が小売店で働いていた時はお客さんになるべく干渉しないようにしていました。……店員失格ですね。
はい。
そんな一人で服屋に行くのが怖いみゃー姉ですが、ひなたは付いてきてくれるみたいです。天使ですね。
そういえば、ひなたは将来的にみゃー姉の面倒を見る!と意気込んでました。
や、ヤングケアラー……。
しかし小学生の妹を連れて服屋に行くのは恥ずかしくないのかな。
そこらへん、みゃー姉の優しさがうかがえますね(←無理筋なフォロー)。
個人的にこの話でうれしかったのは、舞台が多摩センターだったことです。
サンリオピューロランドとパルテノン多摩のあるところ。両者を結ぶハローキティストリートも。
www.city.tama.lg.jp
超ローカルかつ個人的な驚きですが、マイメロの被り物をした人がたくさん歩いていたとこだ!と一人テンションが上がりました。
さて、この回で、松本の妹も登場します。
この作品はちょっとアレ犯罪者予備軍な姉を持つ妹が二人も出てくるんですね。強く生きてほしい。
衝撃的だったのは松本がみやこ*8、と名付けた犬を飼っていることです。
こわ……。
知らないほうが幸せなこと=ストーカーが自分と同じ名前の犬を飼っている事実、だったのですね。
なんか色々他にもありましたが、この事実が衝撃的だったので忘れました。
あと、みゃー姉がでかけてる、と聞いた花&乃愛の反応がひどすぎて笑っちゃいました。
そんなに驚くことないでしょ!
ざっくり言うと子供の頃はモール街の買い物楽しかったな、と思わされる回でした。
あ、みゃー姉は服ではなく生地を買ってました。
服を作ることができる、ってスゴいと思うのですけどね。みゃー姉はもっと自信を持ってほしい。
服屋に行けなくたっていいじゃない。
コスプレをしてることが、親にバレたっていいじゃない。
もう親バレしてるし、服屋はやっぱり苦手だし、これからはガンガン生地買ってコスプレすればええやん!ええやん!
いやでもまぁ、好きなことに熱中できるのはいいことだと思うのですよ。
ね?みやこさん?(←なんなんだ)
ふりかえって
いやー。
人間関係が(それともカップリング?)いろいろ発展した物語中盤でしたね。
小学生しか友人がいない、みゃー姉にも友人ができました。
みやこさんの一番の理解者である松本さんですね。
……ストーカーですけど。
でも悪意はなさそうだし*9、よかったんじゃないでしょうか。
メタ的に見ると「松本」が登場したことによって、みゃー姉が「自身の行為」を客観視可能になったことや、小学生だけでなく同世代の人物がみゃー姉の家に来る*10ので物語の展開に広がりが生まれました。
窓から登場するのこわいよ……。
ここから終盤に向かってどんな展開が……ってそんなジャンルのアニメではないですが、みゃー姉を取り巻く環境が拡がったところで盛り上がりを期待。
律儀にみゃー姉の家に上がったとき、挨拶をする夏音を載せておきます。挨拶できてえらい。
これは家庭の教育によると思うのですが、キチンと挨拶する子が一人はいるんですよね。
もちろん「こんにちはー」くらいの挨拶はほとんどの子供がしてくれます。
しかし、「今日はお世話になりました」なんて挨拶をする子供がいると、「自分は同じくらいの歳のときにここまで律儀に挨拶していただろーか」と思い感心します。
しかし、わたてん映画の上映期間終わっちゃった*11かな……。
映画の感想もまたいつか上げます!
意外と街歩き系の内容(←見どころはそこなのか謎ですが)でした。
乞うご期待!